2025.02.04
脱脂手術や裏ハムラ法は、目の下のクマやたるみを効果的に改善するための人気の美容施術ですが、術後のダウンタイムにはいくつかの症状が現れることがあります。
ダウンタイムが不安で施術を受けることを迷っている、という方もいるかもしれませんが、手術にはダウンタイムがつきものです。
腫れや内出血、痛み、むくみといった症状は、回復過程で一般的に見られるものであり、通常は徐々に治まっていきます。
ダウンタイム中に起こる可能性のある症状を理解し、適切なケアを行うことが、ダウンタイムをスムーズに過ごして乗り越えるためには重要です。
この記事では、脱脂手術と裏ハムラ法の違いや、施術後に起こり得るダウンタイムの症状とその対策について詳しく解説します。
クマの原因は様々で、クマの原因によって適している施術方法は異なります。
合っていない方法で施術を受けてしまうと、効果を実感できないこともあります。
クマ取り手術は非常に高い技術が必要な施術方法です。
以下の動画のように、1回失敗してしまうと、修正で理想の仕上がりにするのは難しいこともあります。
クマにお悩みの方は、Kuma CLIへご相談ください。
クマは、程度はあれど必ず誰にでもある症状です。
その中でも相談として最も多いのが加齢により進行性に出来た目の下のたるみクマ・黒クマです。
こちらについては老化や目の酷使などさまざまな原因によって現れる目周りの変化です。
老化により目元の筋力、眼窩内の支持組織、眼窩隔膜の衰えなどが総合的に起き、クッションの役割を果たしていた眼窩脂肪が下がって前に突出してしまいます。
この脂肪の膨らみが目の下にたるみを生じさせ、さらにその下に凹みができることで陰影が生まれ、クマが目立つようになります。
また、他のクマの相談として多いのが色クマです。
目の下の皮膚は非常に薄いため、皮膚の裏側の色が透けて見えたり、摩擦などのダメージによって色素沈着を起こしたりした場合もクマの原因となってしまいます。
このような状況を改善するために、脱脂手術や裏ハムラ法、場合によっては脂肪注入・PRP療法などといったクマ取り治療法が用いられます。
脱脂手術と裏ハムラ法は、どちらも目の下のクマやたるみを解消するための施術ですが、それぞれに異なるアプローチや特徴があります。
ここでは、それぞれの施術方法と、その違いについて詳しく解説します。
脱脂手術は、目の下にたまった余分な脂肪を取り除くことで、クマやたるみを解消する施術です。
手術は通常、目の裏側(結膜側)から行われ、外から見える傷が残らないのが特徴です。
施術は、結膜を切開して目の下の脂肪を除去するシンプルな方法で行われます。
脱脂手術は、眼窩脂肪のヘルニアに対しての治療になります。
脂肪を直接取り除くことで、目元の膨らみを解消し、よりスッキリとした印象を与えることができます。
この施術は比較的短時間で済み、ダウンタイムも少ないため、忙しい方にも向いています。
裏ハムラ法は、目の下の脂肪を取り除くのではなく、再配置することで目の下のたるみや目の下のゴルゴ線(ティアトラフ)を改善する施術です。
目の裏側(結膜側)からアプローチし、脂肪を眼窩隔膜の下に移動させることで、目元の凹凸を整えます。
この方法は、目の下の膨らみを解消しながら、脂肪を再配置することで自然な仕上がりを目指すものです。
裏ハムラ法は、特に「黒クマ」に効果的です。
脂肪を単純に取り除くのではなく、必要な場所に再配置するため、クマを根本から改善しつつ、若々しい目元を取り戻します。
また、目の周りの凹凸を解消することで、目元全体のバランスを整える効果にも期待できます。
項目 | 脱脂手術 | 裏ハムラ法 |
施術方法 | 余分な脂肪を結膜側から除去 | 脂肪を結膜側から移動・再配置 |
施術時間 | 約15〜30分 | 約40分〜1.5時間 |
ダウンタイム | 5日〜1週間程度 | 1~2週間程度 |
傷跡 | 外から見えない(結膜側) | 外から見えない(結膜側) |
効果の持続性 | 2〜3年後に再発する方もいる | 長期的な効果が期待できる |
適応症状 | 初期の目の下のたるみ | 中等度以上の目の下のたるみ 目の下のゴルゴ線(ティアトラフ)がある方 |
クマに対する効果 | 脂肪の除去による膨らみの改善 | 脂肪の再配置による目の下の膨らみやへこみの改善 |
脱脂手術のメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは、脱脂手術のメリットとデメリットを紹介します。
脱脂手術のメリットは以下に挙げたとおりです。
脱脂手術の大きなメリットの1つは、ダウンタイムが比較的短く、手術後の回復が早い点です。
また、結膜側から行うため外から見える傷跡が残らず、美容的な観点からも優れています。
施術時間も短く、忙しい方でも受けやすい点も魅力です。
さらに、脂肪を直接取り除くため、効果がすぐに実感できることも多く、すっきりとした目元を早く手に入れたい方に向いています。
脱脂手術のデメリットは以下に挙げたとおりです。
一方で、脱脂手術にはいくつかのデメリットも存在します。
脂肪を取りすぎると、目の下が大きくへこみ、黒クマが悪化してしまいます。
また、目の下の脂肪を取り過ぎてしまうと、眼球周りの脂肪が下がってくるため、上まぶたがくぼんでしまう恐れもあります。
さらに、進行性のクマである場合、脱脂手術によって手前の眼窩脂肪を取るだけでは長期的な効果には限界があるため、数年で再施術が必要になるケースも考えられるでしょう。
裏ハムラ法は、目の下のクマやたるみを根本的に改善するための効果的な施術ですが、その特徴とメリット・デメリットを理解することが大切です。
ここでは、裏ハムラ法のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
裏ハムラ法のメリットには以下のようなものが挙げられます。
裏ハムラ法のダウンタイムは、個人差はありますが脱脂手術と同じく約1~2週間であることが多いです。
そして、裏ハムラ法の大きなメリットの1つは、施術が結膜側から行われるため、外から見える傷が残らない点です。
美容的な観点からも非常に優れており、手術後も見た目に影響を与えません。
また、脂肪を再配置することで、自然な仕上がりが期待できます。
目元の膨らみを取り除くだけでなく、脂肪を適切な位置に配置するため、全体的な目元のバランスを整えられます。
さらに、効果が半永久的に続くため、一度の施術で長期間の改善が見込めます。
クマやたるみの原因に直接アプローチすることで、根本的な改善が可能であることは大きなメリットです。
裏ハムラ法には、以下に挙げたようなデメリットも存在します。
一方で、裏ハムラ法にはいくつかのデメリットもあります。
脂肪を再配置するためには高度な技術力が必要であるため、施術者の経験と技術が結果に大きく影響するでしょう。
流行りで裏ハムラ法をメニューとして掲げているも、中身は不十分な処理であったり、再発予防のテクニックが盛り込まれていなかったりするクリニックも多いです。
そのため実績のあるクリニックを選ぶ必要がある治療法であります。
また脱脂に比べて眼輪筋の負担がかかる治療なので完全に回復するまでには少し時間がかかることにも注意が必要です。
脱脂手術後のダウンタイムにはいくつかの症状が現れることがあります。
これらの症状は通常、一時的なもので、個人差がありますが、適切なケアを行うことで症状を和らげることができます。
以下に、脱脂手術後の代表的なダウンタイムの症状をリスト化します。
脱脂手術後の腫れは、施術による組織の炎症反応として現れる最も一般的な症状です。
腫れは通常、施術後1〜3日目にピークを迎え、その後5日〜1週間かけて徐々に軽減していきます。
腫れが完全におさまるまでには1ヶ月程度かかります。
1ヶ月経っても過度な腫れが見られる場合は、医師の指導を受けるようにしましょう。
内出血は、施術後に目の周りに現れる青紫色や赤紫色のあざです。
これは皮下で血液が滞ることで起こり、通常は術後1~2日目にピークを迎え、その後1〜2週間で徐々に薄くなっていきます。
広範囲に及ぶ場合には、4週間以上かかることもあります。
内出血が目立つ場合は、初期段階で冷やすことが効果的です。
また、メイクでカバーすることも可能ですが、清潔な道具を使用し、過度な刺激を与えないようにしましょう。
出血は、施術直後より起こります。
施術部位から少量の血が滲む程度ですが、血餅となり数日後に一気に排出されることもあります。
通常は長くても10日程度でおさまります。
術中の出血は回復の過程で排出される方がよいので様子を見るようにしましょう。
疼痛は、術後に感じる痛みや違和感で、多くの場合は軽度で済むことが多いです。
通常、術後24時間以内が痛みのピークとなり、その後数日間で徐々に和らいでいきます。
ほとんどの痛みは1週間以内に治まりますが、場合によっては長く感じることもあります。
痛みが強い場合は、医師が処方する鎮痛剤を使用し、目元を休ませることで回復を早めることが大切です。
裏ハムラ法は、目の下のクマやたるみを効果的に改善する施術ですが、術後のダウンタイムにはいくつかの症状が現れることがあります。
これらの症状は回復の過程で自然に起こるもので、個人差がありますが、適切なケアと対応を行うことで、症状を軽減することが可能です。
ここでは、ハムラ法のダウンタイム中に見られる主な症状について詳しく解説します。
それぞれ詳しく解説していきます。
裏ハムラ法の施術後に腫れは脱脂よりも強くでます。
そのせいで施術直後から目の下がまだ膨らんでいるように感じますがここは一定の時期を必ず待ちましょう。
この腫れは、目の下の組織が施術によって刺激されることで起こるもので、炎症反応として現れます。
腫れは術後2~3日目にピークを迎え、その後、徐々に軽減していきます。
最初の1週間でかなりの腫れが引くものの、完全に腫れが引くまでには3ヶ月間程度かかります。
内出血は、施術後に目の周りに現れる青紫色や赤紫色のあざで、血液が皮下に滞ることで発生します。
目の下から頬の上部にかけて広がることが多く、施術後1~2日目にピークを迎えることが一般的です。
内出血の状態には個人差があり、広範囲にわたる場合もありますが、通常は1~2週間で徐々に色が薄くなり、消えていきます。
ただし、広範囲にわたる内出血の場合、完全に治るまでには3〜4週間かかることもあります。
血腫は、施術後に目の周りの組織内に血液が溜まることで発生します。
術後の内出血のようなものとは異なり急激な大きな腫れと内出血により目の前の視野が完全に塞がれてしまうのが特徴です。
血腫を放置するとダウンタイムが長引くだけでなく、感染、外反、色素沈着など仕上がりに関わるようなリスクが向上してしまいます。
血腫の多くは1〜2ヶ月で自然に吸収されますが、上記のリスクを下げるためにも早めの除去をお勧めします。
可及的速やかに医師に相談することが重要です。
痛みは、施術後に現れるもう1つの一般的な症状です。
通常、施術後の痛みは目の周りに軽い鈍痛や圧迫感として感じられることが多いです。
痛みは目を動かしたり、触れたりしたときに特に感じやすく、術後24〜48時間以内が痛みのピークとなります。
その後、数日間で徐々に和らいでいき、多くの場合、1週間程度でほとんどの痛みがなくなります。
痛みが続く場合には、医師が処方した鎮痛剤を使用することで、症状を和らげることができます。
また、無理に目をこすったり、触れたりしないようにすることも重要です。
脱脂との大きな違いとして眼輪筋の負担がかかる手術であるために、拘縮という組織が縮んで硬くなる症状が一定期間起きます。
2週間〜1ヶ月がピークで3〜6ヶ月かけて完全に改善していきます。
拘縮がある期間は硬さ、違和感、外反・内反が一時的に強調されますが落ち着くまで期間を待つようにしましょう。
脱脂手術と裏ハムラ法の違いや、メリット・デメリットについて解説しました。
一般的に美容施術といわれる施術では、ほとんどの場合で腫れや内出血、痛み、むくみといった症状が現れます。
脱脂手術や裏ハムラ法も例外ではなく、これらの副作用が現れることが多いです。
ダウンタイムに現れる症状の多くは、施術後2〜3日目にピークを迎え、その後1週間程度で徐々に解消していくことが多いですが、完全に引くまでには手術法によって異なりますし、個人差もあるため、中にはもう少し長くかかる方もあるでしょう。
とくに裏ハムラ法は、高い技術を必要とする施術方法であるため、実績のある医師による施術が必要です。
施術のメリットだけでなく、ダウンタイムやデメリットについても把握しておくことが重要です。
当院では様々な治療法から患者様・お客様に最適な治療術をご提案します。
修正術として相談件数が最も多いのが単一な治療法しか行えないクリニックさんで適応外の治療で失敗してしまうというケースが多いです。
KumaCLIはクマの専門クリニックですので、クマでお悩みの方はまず当院のご相談ください。