2024.10.04
目の下のクマを治療するには、さまざまな方法があります。その方法の1つが脂肪注入です。脂肪注入は、目の下の窪みに脂肪を注入し、クマを改善する治療のことです。
ただ、目の下に脂肪を入れるとしこりができると聞いて、なかなか施術に移れていないという方もいるのではないでしょうか。この記事では、目の下の脂肪注入でしこりができるかどうか解説します。また、しこりができたときの対処法も紹介します。
脂肪注入で目の下のクマを改善しようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
クマの原因は様々で、クマの原因によって適している施術方法は異なります。合っていない方法で施術を受けてしまうと、効果を実感できないこともあります。
クマ取り手術は非常に高い技術が必要な施術方法です。以下の動画のように、1回失敗してしまうと、修正で理想の仕上がりにするのは難しいこともあります。
当院では、日本初のクマ取り専門クリニックとして、クマ取りの症例件数4,000件を超える院長が一人ひとりのお悩みや要望に合わせて施術いたします。
クマにお悩みの方は、ぜひお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。
結論として必ずしもできるわけではありませんが一定の確率では起きるものにはなるため、しこりが出来たとしても整容的に問題とならないように術者が工夫しなくてはなりません。
移植した脂肪が生着するためには、移植床での血管獲得が必要です。
田植えのようにある程度間隔を開けないと苗が枯れてしまうのと同様に、脂肪粒子を細かく分散させないとオイルシストという脂肪の死骸を量産してしまいます。
脂肪を入れれば入れるほど移植床の内圧が上がってしまい血流が行き渡りにくくなると考えられています。
沢山入れれば沢山定着する結果になるわけではなく、適正な量を超えてしまうと定着が下がるどころかしこりの原因となるオイルシストを増やしてしまいます。
そもそも移植した皮下脂肪は目周りの組織に比べて硬い脂肪素材であるため、仕上がりもある程度硬さは残ります。
しかし完成するまでの期間は拘縮により硬く感じる時期になります。
基本的に整容的に問題とならないしこりについては積極的除去を行うメリットがあまりないです。
問題は整容的な問題の時です。
まずしこりについては3ヶ月を過ぎないと判断がつきません。
小さいしこりであれば1年程度で自然消退する可能性も十分にあり得ます。
小さいしこりが残ればステロイド注射で様子を見て改善することもあります。
ある程度大きなしこりになると外科的な除去を行います。
摘出手術の場合、基本的に全ての層でしっかり除去をするとなると睫毛下切開によるアプローチとなります。
もしどうしても結膜アプローチを希望される場合は浅い層でのしこり除去は行うことができません。
ステロイド注射や場合によって脂肪溶解注射を行うことがあります。
摘出手術と比較してダウンタイムが少ないですが、何回か注射を行う必要があることが多いです。
またある程度大きなものになると注射による改善は現実的でないため、摘出手術を勧めることになります。
こちらをたまに提案しているクリニックさんを聞きますが、お勧めしません。
膨らみを膨らみで隠す施術は良い結果になりにくいどころか、しこりの合併症を強調してしまうことがあります。
眼窩脂肪がある程度残ってる場合であればしこり摘出手術に併せて行うと有効です。
脂肪注入術について経験豊富であることは当然ですが、しこりができた際に除去術が行える医師であるかは必ず確認した方が良いです。
日本の美容業界は脂肪注入を行っている医師は増えてきましたが、その中でキチンとしこり除去をできる医師は僅かです。
何か起きた時の対応が出来る医師とそうでない医師だと大きく価値が変わってきます。
脂肪注入が不必要なケースにも勧めてくるクリニックもあるため注意が必要です。
クマ取りは経結膜脱脂法やそれに脂肪注入併用するコンビネーション治療だけでなく、裏ハムラ法や表ハムラ法、皮膚切除、ヒアルロン酸注入など様々あります。
また部位によっては粒子の小さい脂肪注入製剤を使用したり、脂肪幹細胞製剤(ナノファット)などを使えばしこりのリスクを減らせます。
キチンと色々なタイプの脂肪注入製剤を取り扱っているかクリニック選びでも注目しておくべきです。
脂肪注入製剤について多くの症例経験があるか、また除去術などの症例があるかをチェックして下さい。
口コミの確認は美容施術の判断材料となりますが、最近では口コミの対策をしているクリニックもあります。
ネガティブなコメントがあっても誠意ある態度で対応しているかは確認しておいても良いかもしれません。
ナノファットやマイクロコンデンスファットのような脂肪注入製剤を部位に合わせて使用した方がしこりリスクは少ないです。
脂肪注入後はダイエット、有酸素運動、脱水、喫煙、マッサージ、うつ伏せ寝は定着率を下げる原因となりますので3ヶ月は行わないようにしてください。
しこりが確認できるまで最低3ヶ月かかります。
最大で1年かけて消退することもありえますが、あまり大きいものであれば3ヶ月以降に積極的な除去を検討しても良いと思います。
脂肪注入は担当医によってしこりのリスクを減らすことができるが、前提としてしこり除去までできる医師を選びましょう。
術後に定着率を下げてしまう環境下にしてしまうとしこりのリスクはアップしてしまうため、術後の過ごし方にも注意です。
KumaCLIは脂肪注入術の豊富な実績と、他院しこり修正まで行う専門クリニックです。
脂肪注入を検討しているもしこりが心配な方は是非一度ご相談下さい。