眼窩脂肪は減らせる?美容施術とセルフケアによる方法をそれぞれ紹介! | 東京・銀座のクマとり専門クリニック【KumaCLI】
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眼窩脂肪は減らせる?美容施術とセルフケアによる方法をそれぞれ紹介!

2025.01.27

監修医師プロフィール

Kuma CLI銀座 院長/医師

毛利理人

経歴

  • 久留米大学医学部卒業
  • 東京医科大学病院研修
  • 日本大学病院内科学系専修医
  • 板橋区医師会病院 三郷中央総合病院
  • イムスふじみの総合病院 新宿某美容clinic 院長
  • 湘南美容クリニック 入職
  • 湘南美容クリニック川口院 院長就任
  • 湘南美容クリニック赤羽院 院長就任
  • 湘南美容クリニックRegno銀座院 院長就任

資格/所属学会

  • 日本内科学会内科認定医
  • 日本糖尿病内科学会正会員
  • ICLSプロバイダー
  • JSAS正会員

眼窩脂肪が突出してくることで、周りから疲れて見られたり、老けた印象を与えてしまうかもしれません。
今回はその眼窩脂肪が膨らむ原因と、セルフケアや美容医療で減らす事はできるのかご紹介していきます。

眼窩脂肪が膨らむ原因

眼窩脂肪は眼球を包むクッションの役割を果たす脂肪組織で、眼窩に敷き詰められている状態です。
この脂肪が下記原因で上顎骨より前に突出すると、目の下に膨らみが生じてクマの原因となることがあります。

  • 加齢による眼窩内、眼窩周囲の変化
  • 生まれつき目袋が大きい

加齢による眼窩内、眼窩周囲の変化

加齢により眼窩は拡大したり、眼球の支持性が低下していきます。

また眼窩脂肪を包む眼窩隔膜という膜の脆弱化や目の周りの筋肉の衰えなど総合的な眼窩内・周囲の変化により眼窩脂肪が突出していきます。

この膨らみは、眼窩脂肪自体の量が増えたわけではなく、支えが緩むことで脂肪が突出して見える、いわゆるヘルニアと同じ現象です。
また眼球の重みや重力が影響し、膨らみがより目立つようになります。
この状態を放置すると、たるみやクマが悪化し、見た目の印象に影響を与える可能性があるため、適切なケアや治療で早めの対策が重要です。

生まれつき目袋が大きい

生まれつき目袋が大きい体質の方は、10代や20代といった若い世代でも目の下のたるみが出ている方がいます

目袋が大きいと膨らみが影を作り黒クマの原因となり、カタチやその影でできているクマなのでメイクで隠すのは難しいです。
目立った目袋になると、顔全体をどんよりと暗く見せて若々しく見られないことがあります。

セルフケアで眼窩脂肪の減らせるか?

インターネット上で書いてあるセルフケアでは以下が挙げられます。

  • ホットタオルで目の周りを温める
  • アイマッサージをする
  • 眼輪筋トレーニングをする
  • 紫外線対策を欠かさない
  • 保湿ケアをしてハリを保つ

これらのセルフケアは本当に有効なのかお話していきます。

ホットタオルで目の周りを温める

ホットタオルで目の周りを温めると、血流やリンパの流れが改善し、眼窩脂肪によるふくらみが一時的に軽減が期待できます。
手順は以下の通りです。

水で濡らしたタオルを絞り、電子レンジで600Wで30秒~1分温める。

丁度よい温度に調整し、目の上にタオルを置く。

5~10分間温める。

目元にホットタオルを置く際はタオルが熱すぎないよう注意し、心地よい温度で行いましょう。

アイマッサージをする

アイマッサージは、目元の緊張をほぐし、血流とリンパの流れを改善して一時的に眼窩脂肪のふくらみを軽減する効果が期待できます。

以下の手順で行いましょう。
こめかみに人差し指、中指、薬指をあて、指の腹でクルクルと回しながらほぐす。

指に軽く力を入れ、引き上げるように動かす。

目元の皮膚は薄くデリケートです。
直接押したり強くこすったりすると、シミやシワの原因になるため優しく行うことがポイントです。

眼輪筋トレーニングをする

眼輪筋トレーニングは目の下の膨らみ改善にエビデンスはありません。
表情筋は現実的に鍛えるのが難しいのもそうですが、目周りは皮膚が柔らかくシワが刻まれやすいことからどちらかというと小ジワが増えてしまいやすいためにお勧めできない方法です。

紫外線対策を欠かさない

紫外線対策は、目の下のたるみ予防において非常に重要です。
紫外線により眼窩脂肪の支えになる皮膚、眼輪筋が老化してくるためです。

紫外線は肌老化を促進し、シワやたるみを引き起こすため、日常的なUVケアが欠かせません。
日焼け止めクリームはSPFやPA値の高い製品を選ぶと効果的です。
また、帽子や日傘を使用して直射日光を避けることも大切です。
特に、目元を守るためにサングラスを着用することで、紫外線から目元を効果的に守れます。
これらの対策を日常的に行うことで、肌の健康を保ち、眼窩脂肪の突出を予防することが期待できます。

保湿ケアをしてハリを保つ

保湿ケアは、どちらかというと肌質の悪化から余剰皮膚の症状を予防するために行います。
十分な保湿を行うことで、肌のバリア機能が向上し、潤いとツヤのある健康的な肌を保つことができます。
これにより、シワやたるみの予防につながります。

保湿ケアは毎日のルーティーンとして取り入れることが大切です。
特に目元は皮膚が薄くデリケートなため、専用のアイクリームを使用するのも効果的です。
眼窩脂肪の突出予防・改善効果とはなりませんが、保湿を心がけ、目元のハリを保つことで若々しい印象を維持しましょう。

自力で眼窩脂肪を減らすことはできる?

自力で眼窩脂肪を減らすことは可能と思われがちですが、実際には根本的な改善には至りません。
多くの人がトレーニングやマッサージ、スキンケアを試みるものの、これらは一時的にハリを与える効果はあっても、眼窩脂肪そのものを減少させることはできません
眼窩脂肪を根本的に減少させたいと考えるのであれば、専門的な施術や治療を検討する必要があります。
また、誤ったセルフケアが新たな肌トラブルを引き起こすこともあるため、一人で悩まず、専門家に相談することが大切です。

【美容施術】眼窩脂肪の減らす治療とは

  • 目の下の脂肪取り(脱脂術)
  • ハムラ法
  • 裏ハムラ法
  • ヒアルロン酸注入
  • 皮膚切除

上記は黒クマ治療でおこなわれるものですが、実際に眼窩脂肪を減らす治療は脱脂術のみになります。

目の下の脂肪取り(脱脂術)

眼窩脂肪を減らす唯一の方法として目の下の脂肪取り(脱脂術)があります。
この施術は、目の下の脂肪の突出によって生じるたるみやクマを、下まぶたの経結膜側から取り除くもので、顔の表面に傷が残らないことが大きな特徴です。

顔に傷跡が残らず、飛び出た脂肪を取り除くことでたるみが改善されスッキリとした印象になります、一方、デメリットとしては、脂肪を除去するだけのため、たるみがある程度はっきりとある方はへこみやくぼみが残る場合や、施術後にたるみやシワが目立つ可能性もあるため、追加の治療が必要になることがあります。
また将来的に再発するリスクがあることが挙げられます。

表ハムラ法

表ハムラ法は、下まぶたのまつ毛の生え際で切開し、突出した眼窩脂肪のボリュームを平に整え、たわんだ余剰皮膚を切除することで、ある程度進行している黒クマを改善していきます。

眼窩脂肪による目の下のふくらみと、余った皮膚によるたわみを同時に改善できるのが大きな特徴です。

とくに50代以上の目元の若々しさを取り戻したい方に特におすすめです。
ただし、皮膚を切開するため術後に傷跡が残ります。
一般的には2週間程度で目立たなくなりますが、傷跡が完全に消えるわけではないため、納得した上で施術を受ける必要があります。
また、多少のタレ目変形や涙袋の縮小がおきる可能性があるため、医師とよく相談してから決めましょう。

裏ハムラ法

突出した眼窩脂肪のボリュームを平に整える方法を皮膚を切らずに結膜側から行う裏ハムラ法という方法があります。
傷跡が残らず、ダウンタイムも比較的短いという利点があります。

逆に余分な皮膚を切除することができないため、重度のたるみや余剰皮膚が症状のメインである方は対応できません。
眼窩脂肪による目の下のふくらみが主な原因の方で、その症状比較的はっきり出ている方におすすめの施術です。

ヒアルロン酸注入

目の下のたるみをカモフラージュする目的でヒアルロン酸注入という手段もあります。
ヒアルロン酸で凹凸をボカしてたるみを目立ちにくくさせます。

ダウンタイムが手術より少なく、施術後はすぐに効果を実感できます。
眼窩脂肪の突出が比較的少ない方に適した方法です。
ただヒアルロン酸は体内に分解・吸収されるため、効果は1年程度で元に戻ってしまうため、長期的な改善または根本的な改善を望む方には向いていません。

また症状がはっきりと出ているタイプの方だと効果はかなり限定的になります。

皮膚切除

目元のたるみは眼窩脂肪だけでなく、余剰皮膚によるたわみも関与しています。

皮膚切除は、余った皮膚によるたるみを改善するための美容施術です。

まつ毛の生え際から皮膚を切除していくため抜糸が必要ですが、2週間程度すると傷は目立たなくなっていきます。

眼窩脂肪の減らす美容施術(脱脂術)を受ける際の注意点

  • 腫れが生じる
  • 効果を実感できないこともある
  • 丁寧なカウンセリングを受けることが大切
  • 術後のアフターケアを欠かさない

腫れが生じる

脱脂術はシンプルな方法で、慣れてる術者が行えば3-5日程度で落ち着いていきますが腫れは必ず起きます。
程度は個人差があり、症状が強いと1週間程度強い腫れや内出血が続く方もいます。
軽度の腫れや内出血はメイクで隠せますが、重度の場合は隠し切れないこともあります。
そのため、施術を受ける際には医師からの説明をよく理解した上で十分な休養期間を確保し、スケジュールを調整することが大切です。

効果を実感できないこともある

眼窩脂肪を減らす美容施術では、効果が実感できない場合や効果が不十分な場合があることに注意が必要です。
特に、取り除く脂肪の量が少なすぎる事も効果不足を感じることがありますが、取りすぎる事も影を悪化させてしまいクマが解消されてないように感じてしまいます。

脱脂についても適切なボリューム調整を考えなくてはなりません。

簡易な方法なので経験が少ない医師でもメニュー化しやすい点、最もトラブルとなるのが脱脂術です。

クマ治療において経験豊富な医師を選ぶことと、カウンセリングで自分の悩みや希望を詳しく伝え、医師と十分に相談しリスクなどについても詳しく説明を受けることが重要です。

丁寧なカウンセリングを受けることが大切

目元の脂肪やシワ、たるみの状態は個人差があり、それに応じた適切な施術が必要になるため、丁寧なカウンセリングを受けることが非常に重要です。
例えば、脂肪を除去することで皮膚のたるみが目立つ可能性がある場合には、他の施術との併用が提案されることもあります。
お客様の希望に沿った仕上がりを提供するには、医師の経験と技術力が大きく影響するため、実績豊富なクリニックを選び、信頼できる医師としっかり相談することが成功の鍵です。

術後のアフターケアを欠かさない

眼窩脂肪の減らす美容施術を受ける際には、術後のアフターケアをしっかり行っているクリニックを選びましょう。
術後の腫れや内出血などの副作用を最小限に抑えるためには、クリニックから提供される注意事項を守りながら過ごすことが重要です。

目の下の脂肪取り(脱脂術)の場合、

  • 洗顔・シャワー:翌日から可能
  • メイク:翌日から可能(アイメイク以外は当日から可能)
  • コンタクトレンズの使用:1週間目以降(違和感がある場合は使用を避けてください)
  • 運動、飲酒:1週間は避けてください

洗顔やメイクの際は、傷口を強く擦らないよう注意してください。
フェイスマッサージ等の刺激も1か月程度は控えてください。

アフターフォローが整っているクリニックでは、万が一トラブルが起きた場合でも迅速に対応してもらえるため、安心して治療を受けられます。

まとめ

この記事では眼窩脂肪が膨らむ原因やその改善方法についてご紹介しました。

セルフケアでは眼窩脂肪を減らす根本的な改善は難しいため、根本から改善を望まれる場合は、美容医療に頼るのが良いでしょう。

また眼窩脂肪を減らすことが万人のクマの改善方法とはならないために、十人十色の症状に合わせた他のメニューの提案もできるクリニックを選びましょう。

当院の毛利理人院長はクマ治療症例件数4,000件以上を誇り、全ての治療術からその方に適したメニューを提供しております。
もちろんアフターケアも行なっておりますのでご安心ください。
クマにお悩みの方は是非一度KumaCLIへカウンセリングへお越しください。