目の下の赤クマの原因や治し方は？セルフケアで対策するのは困難って本当？

2025.09.11

目の下のクマにはさまざまな種類がありますが、その1つに「赤いクマ」という症状があります。そんな赤いクマですが、「赤いクマはどう治せばいいのだろう」「セルフケアで対策するのは難しいの」と思う方は多いでしょう。

そこでこの記事では、赤いクマについて、赤クマの原因や赤クマを解消する方法を解説します。この記事を読めば赤いクマについて理解できると思うので、赤いクマについて詳しく知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

以下の動画では、赤クマの原因や治療法について、Kuma CLI代表医師が解説しているので、併せてご覧ください。

赤クマで悩んでいる方は、ぜひKuma CLIへご相談ください。

目の下の赤クマとは？原因は？

「赤クマ」は、皮膚の下の脂肪が圧排を受けて、目の下の筋肉が赤く影のように見えるクマのことです。赤クマに見られる赤さは、皮膚表面が赤くなっているのではなく、眼輪筋が透けて見える色味です。そのため、目の下の皮膚が薄い場合や、目の下の膨らみが大きい場合に強調されることがよくあります。

赤クマの原因には、さまざまな可能性が考えられます。スマホやPC作業による眼精疲労、冷えによる血行不良、眼窩脂肪が前方に突出し皮膚を薄く伸ばすことなど、複数の要因が重なって発生します。下を走る毛細血管が拡張したり、うっ血したりすることで、眼輪筋が透けて見える場合もあります。

赤いクマを放置すると、茶クマや黒クマを併発するケースもあるため注意が必要です。実際は赤クマだけが原因でない場合もあるため、専門医と原因を突き止め治療を検討しましょう。

赤クマと茶クマの違いは？

赤クマは、皮膚の下にある眼輪筋が透けて赤っぽく見えるクマのことです。皮膚が薄いだけでなく、目の下の膨らみによって強調される場合もあります。皮膚を動かしても色が動かず、光を当てても色が消えない場合は赤クマの可能性があります。

一方で、茶クマの場合は、こすったときの刺激や紫外線で蓄積したメラニン色素が原因で赤みが出ているものをいいます。皮膚そのものに色味があるため、下まぶたを引っ張ったときに色が動く傾向にあります。

赤クマはセルフケアで対策できる？

赤クマは、セルフケアで対策することはできません。上述したように、赤クマの原因は皮膚の薄さや脂肪の圧排です。これらの原因を根本的に解決するには、医療処置を視野に入れることが現実的な対策になります。

温めやマッサージ、睡眠改善などのセルフケアで血流を促すと、赤みが軽減することもあります。しかし、眼窩脂肪の突出が強い場合や毛細血管自体が慢性的に拡張している場合には効果が限定的です。赤いクマは皮膚の薄さが影響しているため、保湿や美白化粧品では根本解決になりません。

赤クマを解消する方法

医学的に有効とされるのは、眼窩脂肪を裏まぶた側から取り除く経結膜脱脂術です。突出した脂肪を減らすことで、皮膚の張りを取り戻して透け感を改善します。経結膜脱脂術はまぶたの裏側から治療するため、傷跡が残らずダウンタイムも短いのが特徴です。

赤クマの原因の1つである圧排によって引き起こされている場合は、圧排をよくする治療をします。また、そもそも皮膚が薄くて赤クマを引き起こしている方は、「ナノリッチファット」という方法を併用して治療する場合もあります。

>>KumaCLIの脱脂法

以下の記事では、経結膜脱脂術を成功させるためのポイントを解説しています。併せて、ご覧ください。

目の下の脱脂を成功させるためのポイントは？成功しない原因とともに解説！

目の下の脂肪取り（脱脂術）とは？

目の下の脂肪取り（脱脂術）とは、裏まぶた（結膜側）から小切開を加え、眼窩脂肪を摘出して平坦に整える手術です。皮膚を切らないため表面に傷が残らず、施術時間は約15分で完了します。

施術の手順

脱脂術の手順をまとめると、以下のようになります。

1. カウンセリングと状態確認　
2. 麻酔をした後に、下まぶたの裏に1.5㎝程度の傷を入れる　
3. 突出脂肪を少量ずつ除去し、血管に熱を加えながら止血
4. 均一な平面になるまで微調整　
5. 切開部を縫合せず自然閉鎖させ、クーリングを行い終了

所要時間は約15分で、当日帰宅が可能です。術後は抗生剤と点眼薬を処方し、翌日から洗顔・メイクが可能。激しい運動と飲酒は約1週間控えます。圧迫固定は不要です。通院は1回

メリット・デメリット

ここでは、脱脂術の主なメリットとデメリットについてまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

【メリット】

• 赤クマ・たるみ影を同時に改善
• 傷跡が残らない
• 再発しにくく効果が長期持続

【デメリット】

• 脂肪を取りすぎると凹みが出るリスク
• 腫れや内出血が1週間生じる
• 自由診療で費用が高め
• クリニック選定で結果が左右される
• 追加治療を勧められることも
• 術後は結膜浮腫が出ることも
• 左右差が出ても再手術で修正しづらいケースも多い
• ダウンタイム管理が重要

脱脂術のみならず、クマの治療には施術者の技量が結果に大きく作用します。経験豊富な医師を選び、カウンセリングなどを通して判断するようにしましょう。

ダウンタイム

術後1〜3日目は下まぶたの軽度な腫れと赤み、内出血による黄紫色の色変化が現れます。特に、術後48時間は安静にしましょう。腫れは術後3日〜4日がピークで、その後徐々にピークアウトしていき、術後1週間経つ頃には、メイクやマスクで隠せる程度まで落ち着きます。

ストレッチやウォーキングなど、軽い運動も再開することが可能です。術後2週間が経つころには、メイクやマスクをしなくてもばれない程度まで落ち着いてきます。また、激しい運動も再開できます。ダウンタイム中は、医師から許可が出るまで、むやみに触れたりこすったりしないよう注意が必要です。

>>KumaCLIの脱脂法

以下の記事では、脱脂手術後の経過やダウンタイムを解説しています。併せてご覧ください

目の下における脱脂手術後の経過を解説！ダウンタイムの全てとリスクも紹介

赤クマを隠すには何色のコンシーラーが良い？

軽度の赤クマは、青みを相殺するイエロー系よりオレンジがかったベージュがおすすめです。一方、毛細血管の透け感が強い重度の赤クマには、ややグリーンのイエローや赤みを直接打ち消すペールグリーンが効果的です。

購入する際は伸びが良く、重ねても厚塗り感が出にくいクリーミータイプを選びましょう。指先でトントンと軽く重ね、境目をスポンジでぼかすとより自然に仕上がるので試してみてください。

赤クマに関するよくある質問

ここでは、赤クマに関するよくある質問に回答します。よくある質問は、以下の通りです。

• 子どもなのに目の下にクマができる原因は？病気？
• 子どものクマはどのように対処すると良い？

それぞれ順に回答します。

子どもなのに目の下にクマができる原因は？病気？

子どもなのに目の下にクマができる原因は、以下のような原因が考えられます。

• 睡眠不足による血行不良
• 鼻炎・花粉症で目元がうっ血
• こすり癖や皮膚炎の炎症跡
• スマホ・ゲームの目の酷使
• 生まれつき皮膚が薄い

子どもの目の下にできるクマは、生活習慣や体質が原因で、深刻な病気と関係するケースはまれです。まずは、睡眠と栄養を整えて様子を見ましょう。しかし、半年以上クマのような症状は改善されない場合は、小児科で相談してみてください。

子どものクマはどのように対処すると良い？

以下の表には、子どものクマへの対処法をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

原因	対処法
睡眠不足	就寝リズムを固定
鼻炎	治療で鼻呼吸を確保
こすり癖	保湿と冷却で予防
血行不良	蒸しタオルで温める
皮膚が薄い	日焼けと鉄不足を防ぐ

セルフケアは、痛みなく続けやすい点がメリットです。上記で改善しない赤いクマは、医師と相談して段階的な治療を選ぶと安心です。

まとめ

この記事では、赤クマについて解説しました。赤いクマの色味は、皮膚の薄さや脂肪の圧排によって見られる症状です。その原因には、眼窩脂肪の突出や血行不良などのさまざまな要因があります。

軽度であれば隠せるものの、基本的にはセルフケアで改善できるものではありません。赤クマの原因を根本的に改善するには、原因に合わせた治療を受ける必要があります。この記事を参考に、赤クマに関する理解を深め、自分に合った選択をしましょう。

クマを治療する場合には、高度な技術が必要になります。医師の技量で結果に差が出るため、クリニック選びには注意が必要です。赤クマのセルフケアに限界を感じたら、ぜひKumaCLIにご相談ください。