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2025.09.11
目の下にできるクマの中でも、茶クマは色素沈着が原因となるケースが多く、「メイクでは隠しきれない」「セルフケアではなかなか改善しない」と悩む方が少なくありません。擦る癖や紫外線、アレルギーが原因で生じた茶クマは、美白ケアやアイクリームだけでは効果が出にくいこともあります。
そこでこの記事では、色素沈着が原因の茶クマに対するレーザー治療の仕組みや具体的なメリット・デメリット、施術の流れ、料金相場などを詳しく解説します。
この記事を読めば、茶クマに対して適切な治療法を選ぶための知識が身につくので、クマに悩んでいる方やセルフケアに限界を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、クマに悩んでいる方に向けて、日本症例数トップの専門医が「クマの種類ごとの原因」を以下の動画で解説しています。
当院は、日本初のクマ取り専門クリニックとして、クマ取りや目元の悩みの症例件数4,000件を超える院長が一人ひとりのお悩みや要望に合わせて施術いたします。
目元のクマやたるみにお悩みの方は、ぜひお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。

目の下のクマにはさまざまな種類があります。なかでも、色素沈着によって生じるクマが「茶クマ」です。ここでは、茶クマの特徴と原因を解説します。
茶クマは、目の下の皮膚が茶色く、くすんだ色に見えます。青クマや黒クマのように血流や影によって見えるものではなく、皮膚自体の色が変わってしまっている状態です。
そのため、指で目の下の皮膚を軽く引っ張っても色が変わらないのが茶クマの特徴です。メイクやスキンケア時の摩擦で悪化することがあるため、刺激を避けましょう。
茶クマの主な原因は、以下の通りです。
茶クマは、肌への継続的な刺激によって、メラニンが過剰に生成・蓄積されることが原因です。目をこするクセやアイメイクを落とす際に強く摩擦を与える行為などが、皮膚にダメージを与えて色素沈着を引き起こします。
紫外線を浴びることでメラニンが活性化し、茶クマが発生するケースも少なくありません。さらに、加齢によって肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が肌表面にとどまりやすくなることで、色がくすんで見えたり茶色く沈着したように見えることもあります。
クマの原因や最適な治療方法について、豊富な症例数を誇るクマ取りの名医が以下の動画で解説しています。
以下の記事では、茶クマの治療方法や原因、セルフケアを解説しています。併せてご覧ください。

茶クマの原因である色素沈着には、スキンケアだけでの改善が難しいケースもあります。茶クマに有効とされているのが「ピコレーザー」と「QスイッチYAGレーザー」です。
以下は、代表的な2種類のレーザー治療を比較した表です。
| 項目 | QスイッチYAGレーザー | ピコレーザー |
| 照射時間 | ナノ秒(10億分の1秒) | ピコ秒(1兆分の1秒) |
| 治療の原理 | 熱エネルギー | 衝撃波 |
| 治療対象 | 黒・茶・青クマ | 黒・茶・青・赤クマ |
| 施術後の赤みや腫れ | 多少あり | 少ない |
| 施術後の色素沈着 | 起きる可能性がある | 起きにくい |
| ダウンタイムの目安期間 | 1〜2週間程度 | 数日〜1週間程度 |
ここからは、ピコレーザーとQスイッチYAGレーザーについて解説していきます。
ピコレーザーは、従来のレーザーよりも短い時間(ピコ秒)でエネルギーを照射することで、色素を微細に破壊できる最新の治療法です。衝撃波で色素を細かく砕くため、熱ダメージがほとんどなく、赤みや腫れといった副作用も少ないのが特徴です。茶クマをはじめ、薄いシミやくすみにも効果的で、肌全体をトーンアップさせる効果も期待できます。
肌が敏感な方やダウンタイムを最小限にしたい方に向いています。数回の施術で効果が実感できるケースが多く、肌質改善も同時に目指せるのがメリットです。
QスイッチYAGレーザーは、シミや色素沈着の治療に使われているレーザーです。ナノ秒単位のパルスで色素に熱エネルギーを与えて色素を破壊するため、濃い茶クマや深めの色素沈着に高い効果を発揮します。比較的強めの出力で治療するため、赤みやかさぶたが出るなどのダウンタイムが発生する場合があります。効果が出るまでに数回の施術が必要となりますが、長年の色素沈着に対して非常に心強い治療法です。

レーザー治療には、茶クマの改善以外にもさまざまな美容効果が期待できます。ここでは、レーザー治療を受けることで得られる主なメリットを3つ紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
レーザー治療の最大のメリットは、茶クマの根本的な原因である、メラニン色素を直接破壊できる点です。深部の色素沈着にもアプローチできるため、セルフケアではなかなか改善しなかった茶クマにも高い効果を発揮します。短期間で目に見える変化を実感しやすいのも、治療を受ける大きな魅力です。
レーザー治療には肌の再生を促す作用があり、その過程で毛穴が引き締まる効果が期待できます。特に、ピコレーザーは短い照射時間で皮膚に微細な刺激を与えることで、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を高める効果が高いとされています。その結果、開いた毛穴が徐々に目立ちにくくなり、全体的な肌質改善にもつながるでしょう。
また、QスイッチYAGレーザーでも、真皮層に働きかけることで代謝が促進され、皮脂バランスが整うと同時に、毛穴の詰まりや黒ずみが改善されやすくなります。どちらのレーザーも茶クマの原因となる色素沈着へのアプローチと同時に、毛穴や肌質の悩みにも働きかけることができるのが特徴です。
レーザー治療は単に茶クマを薄くするだけでなく、肌全体の若返り効果も期待できる点が魅力です。ピコレーザーは表皮だけでなく真皮層にも働きかけるため、シミやくすみを改善しながら、コラーゲンの生成によってたるみの引き締め効果も発揮されます。特に、肌のトーンアップや透明感アップに定評があり、1回の治療でも明るさやハリを実感しやすいでしょう。
一方で、QスイッチYAGレーザーも、炎症後色素沈着・肝斑・軽度のたるみに効果があるとされています。真皮層のメラニンにダイレクトに作用しながら、肌の内側から活性化を促すため、全体的な肌の若返りにもつながります。

茶クマの治療に使われるレーザー治療は、美容クリニックによって料金が異なりますが、1回あたりの料金相場は、おおよそ1万5千円〜3万円程度です。レーザーの種類やクリニックの立地・設備・医師の技術によって価格は前後します。
ただし、レーザー治療は1回で完了することは少なく、多くの場合3〜5回以上の施術が必要とされます。そのため、トータルでは数万円〜10万円以上かかるでしょう。

レーザー治療で茶クマを改善する際には、いくつか知っておくべき注意点があります。ここでは、3つの注意点を解説します。
それぞれ詳しく解説します。
レーザー治療は比較的安全性が高いとされていますが、赤み・ヒリつき・腫れ・かさぶた・色素沈着などの副作用が出ることがあります。レーザー治療は、出力が高い分、肌への刺激が強くなりやすく、術後に一時的な反応が見られることがあります。
敏感肌の方や日焼け直後の肌には施術できないこともあるため、自分の肌状態に合ったレーザーを選ぶことが重要です。
茶クマのレーザー治療は、美容目的の自由診療に分類されるため、健康保険が適用されません。そのため、全額自己負担となり、1回ごとに料金がかかる点に注意が必要です。
施術回数が増えることで合計費用が高くなることもあるため、カウンセリング時に治療計画と予算の相談をしておくと安心です。コスト面も含めて、治療を継続できるかどうかを考慮した上で検討しましょう。
レーザー治療はすべての茶クマに効果があるわけではありません。色素沈着の程度が軽い場合は、効果を実感しにくいです。
また、目元のくすみが別のクマ(青クマや黒クマ)である場合、レーザーによる改善が見込めないこともあります。そのため、施術前にクマのタイプを診断してもらうことが重要です。

レーザー治療を受けるにあたり、どのクリニックを選ぶかは治療結果に大きく関与します。効果を確実に得るためには、以下のポイントを意識してクリニックを選ぶと良いでしょう。
丁寧なカウンセリングを行っているクリニックでは、肌の状態やクマの種類を的確に診断し、自分に合った治療法を提案してくれます。また、症例実績が多いほど経験豊富な医師がいる可能性が高く、満足度の高い結果が得られやすくなります。万が一の肌トラブルに備えて、アフターケア体制が整っているかどうかもポイントです。

この記事では、色素沈着が原因でできる茶クマに効果的なレーザー治療を解説し、メリットや料金相場、施術を受ける際の注意点も詳しく紹介しました。
茶クマは、摩擦や紫外線・乾燥・メイクの色素沈着などが原因で、目元の皮膚にメラニンが蓄積することで生じます。メラニン色素が肌に沈着しているため、皮膚を引っ張っても色が動かず、くすみのように見えるのが特徴です。
この記事を参考に、茶クマの根本改善を目指すレーザー治療のメリットとリスクを理解し、自分に合った治療を検討してみてください。
Kuma CLIでは、クマ治療症例件数4,000件以上の施術を担当している医師が在籍しており、カウンセリング時に最適な施術を提案しています。脱脂法を検討している方は、クマ取り専門クリニックのKuma CLIへご相談ください。